[SAP MM]購買情報マスタの発注単位
購買管理のマスタの一つ、「購買情報(Purchace Info Record)」について運用面で経験したことをメモ
運用面で発生したのは、購買組織またはプラント毎に発注単位が異なるケース
とある組織では「KG」、別の組織では「G」単位で発注している。両者の単位を揃えるのが理想だが、既に関連データが蓄積されて今更変えるのは難しいといった場合、購買情報の発注単位を組織毎に変えることができるのか?といった問題が発生した。
購買情報では、組織に依存しない「一般データ」と組織毎に設定する「購買組織/プラント情報」がある。
今回の発注単位については、一般データに属しており、どこかの組織の人間が購買情報の発注単位を変更すると全領域に変更内容が反映される。
上記のように組織別に発注単位を変更することができないので、以下2つの案で対処することを検討
- 購買情報->一般データ->発注単位->可変発注単位に’1’を設定して、伝票で入力された発注単位を正とするよう運用する。
- BAdIを導入して、組織別に発注単位を持つ別テーブルを用意して、そこから発注単位を取得する。
<その他不明だったこと>
回避策として候補に挙げていた、供給元一覧の「発注単位」はどうやら購買発注伝票上の発注単位とは直接連動しないようだった。(実際に伝票をうってみて確認)
SCNの別の投稿を観ても、上記同様供給元一覧の発注単位は何の意味があるのか?といった疑問を持つ人がいた。はたして、何のためだろうか?