ABAP~SAP ERP専用プログラミング言語
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SAP ERP
ABAP(正式にはABAP/4と表記)とは、SAP ERPシステムで使用される手続き型プログラム言語です。 SAP ERPシステムと一部関連システムのみ動作しますが、この言語では以下のようなことが可能な基幹業務システム向けのアプリケーション構築に用いられます。
【主にできること】
・画面制御(配置、項目表示/非表示、各種入力チェック)
・データ抽出(SQL、物理/論理ファイル読込)
・データ編集(文字列操作、四則演算、など)
・メッセージ処理
・オンライン処理、バッチ処理
【言語の特徴】
近年よく言われるオブジェクト指向型ではなく、COBOLに代表されるような上から下まで一連の処理をズラ~と書き連ねる手続き型と言われる記述法で書かれます。(最近は、そうでもなくオブジェクト指向型で書かれる傾向がありますが)
実際、ABAPもCOBOLを元に開発された言語ですので、記述方法もよく似ているのでCOBOLをやったことがある人にとっては、とっつきやすく習得しやすい言語ですね。
プログラムを編集するエディタは、専用のABAPエディタを用いて編集します。(NetWeaver7.20からはEclipseでも編集可能だそうです。やったことありませんが) プログラムの特徴としては、関数を多用しているため非常に簡素な記述内容でもそれなりの処理が可能な点です。
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