SAP HANA製品発表セミナーへ行ってきました
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SAP ERP
3月8日東京国際フォーラムで行われたSAP HANA on ERPの製品発表会へ行ってきました。ユーザーとしての立場でこの手のセミナーへ行くのは最後かな。と思いを抱きながら話を聞いていました。
第一部では、HANA DBのパフォーマンスの良さをiPadを用いてデモしてくれていました。
物流業・小売業を想定したデモンストレーションで、非常に高いパフォーマンスを発揮している様子が、大画面スクリーンに投影されていて、リアルタイムというより超リアルタイムでデータが更新される様が伝わってきました。
数億レコードを持つテーブルに対して0.5秒単位でSQLを発行してiPad上のグラフアプリに表示するというデモでしたが、非常に軽快に動いている様が伝えられました。
自社は個別受注生産型の製造業で、業務プロセスや意思決定の即時性がそこまで高度に求められていないのもあり、データを瞬時に更新してもらえることにありがたみを感じないのがあり、おそらく導入はしないと思いましたが、小売・物流などモノやデータの流れ、意思決定の速さがビジネスを左右するような業種では特に有効なソリューションではないかと思いました。
SAP HANAに期待する事ということで、数多くのSAPパートナー企業がセミナーに参加されていましたが、彼らの持つ顧客企業の業態によっては導入を提案するのがかなり難しい気がしています。
データの即時性というのがどこまで訴求ポイントになるか、マーケティングが必要でしょうが、企業内のプロセスがゆっくり進んでも業績に影響しないような業態ではそこまで訴求力がない気がする。と思いながらセミナーを聞いていました。
単なる速さだけを訴求するのではなく、そこからイマジネーションを膨らませた素晴らしいビジネスの提案ができるようにしなければなりませんね。