中高年のIT活用能力の低さを感じる
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ERPの導入プロジェクトや保守運用をメインにしてきたことと、メーカーで社内SEを経験していると中高年のITリテラシーの低さが目立つという話
当然ITが本業じゃない方ばかりなので、仕方ないとも言えますが、かなりひどい。。。
先日、OECDが調べた文章読解力等の領域で日本人が1位になったことと、その主な要因となる層が中高年ということからも素晴らしい教育を受けてきた成果だと感心したものです。
一方で、ITの活用に至っては韓国などのIT先進国から比べると低レベルに留まっている状況のようでした。
ITなくして今の日本企業(どの分野も)ではオペレーションは成り立たないと思いますが、現実として現場の中高年はそこまでIT活用ということを考えていないようです。
社内SEをしているとよく言われるのが、「よくわからんし、覚えるのめんどくさい」という言葉
より生産性を高めて効率よく業務を行ったり、日次・週次・月次などで定型的に行われる付加価値の低い作業はPCにやらせるといったことも今では当たり前になっている。人は、もっと高付加価値の仕事をやるべきで、低付加価値の業務をやる時間を減らすべきだと思います。
それをIT導入によって実現するはずなんですが、、、痛いことに活用以前にITリテラシーがとても低いのです。(特に中高年)
一番業界や業務のことに詳しいはずで付加価値の高いアウトプットを出せるはずの方々が、たかがPC操作のようなもので躓いているのを見ると複雑な気持ちになります。
慣れれば大したことがないのでしょうが、慣れるまでに相当時間が掛かるのがネックになってしまって前に進まない場面によく出くわします。
できないことは人にやってもらおうとする方がほとんどですが、こちらもサポートするためのリソースが足りないし、何より同じことを何度も聞かれるのがツラいんですね~。
マニュアルを作っても読まない、読みたくないといった感じです。
中高年のITリテラシーを高めることでもっと会社の業務が強固になるように思うのですが、なかなかいい知恵が出ませんね。
これをサポートするのも一つのビジネスになりそうですね。
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