【書評】生き方 稲盛和夫
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書評
京セラ創業者であり、KDDI前身のDDI創業者でもある稲盛氏の名著
日本だけでなく、中文などに翻訳されてたくさんの人に読まれているのだそうです。特に、中国では企業オーナーが盛和塾の中国支部にも会員がいるほど稲盛イズムに共感できる方がいるようです。
ちなみに、私の元いた会社のオーナーも稲盛氏の熱狂的信奉者でした。ことあるごとに稲盛氏の考え方や盛和塾で教わったことを繰り返し社内で解説されてました。
当時は失礼ですが、まったく興味もなく年よりくさいと敬遠していたのですが、社会人大学院で学び、自分の生き方や働き方含めて参考にしてみようと手に取ってみた一冊でした。
様々なことを考え、思い悩んできた経験、若かりし頃の失敗から得た教訓など、一見きれいごとのように聞こえる言葉もありましたが、ビジネスマンというよりも人としてあるべき姿のようなものが指示されているようで、前職のオーナーが信奉するのも分からなくもないという気になりました。
善人であるというのは100%無理でも、その気概を持って生きることが大切というようなことが書かれていて、まさにその通りだな。という感想です。
ただ、欧米では受けないでしょうね。こういう考え方や行動は。そもそも企業は社会の公器である。という考え方は欧米ではほとんどないのではないかと思ってしまいます。(先入観でしょうか)
一度読んでおいて損はないと思いますが、きれいごとなんて大嫌いという人には読むのは敬遠されそうですね。以前の私がそうでしたから。
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