【書評】アイデアのちから
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書評
人に物事を伝えるだけだと、伝わったように思っただけで実際には伝わっていなかったり、忘れられていたりってことありませんか?
この本では、人に物事を上手く伝えるだけではなくて「その人の記憶に焼き付ける」ということを研究した結果、その方法を発見したというもの。6つの要素を上手く使って相手の印象に残るプレゼンや文章を生み出すアイデアについて実例が様々取り上げられている。
様々な事例を通して、相手の記憶に強く焼き付けるための6つの要素が必要と説いているが、非常に具体的な事例があった。例文なども用いて、なぜこの表現だと上手く記憶に残らないのか?逆にこの方法だと上手く残るのはなぜか?ということをわかりやすく解説されていた。
確かに、自分でもプレゼンをしていて聴衆が自分の話を聞いてくれていないとか、聞いてくれていたけど眠たそうにされる。という経験をしました。
この本を読んだだけでは、身に付かなさそうだと思います。実践するために日常で何度か試行錯誤しなければならなさそうな感じです。どんな点がこの本から抽出できて実践できそうかをメモして、日頃から意識してコミュニケーションすることを繰り返し行うしかなさそうです。
あとは、実際に仲間を集めてロールプレイを繰り返す。もこの本で言っている教訓の現実的な習得法でしょうね。とにかく身に着ければコミュニケーションの達人になれそうです。
コミュニケーション関係の本では、単なるスキル系の本と一線を画した非常に深いな~と言える内容でした。
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